人と人との心が触れ合ったときに湧き起こる感動を感じさせてくれる1冊

てるてるあした、きょうはないてもあしたはわらう

この言葉は加納朋子さんの「てるてるあした」に出てくる詩。
短い文の中に切なさが見え隠れする。

今日は辛いことがあった。
いや、辛い状況はそこまで変わっていない。
でも明日はきっといいことがある。
だから頑張ろう。

表面的な部分をみればポジティブ思考にみえる。
でもそういう心境ではない。

明日はきっといいことがあるから生きていこう。
こういう気持ちを心の支えにして生きようとしている女の子のお話。

人はひとりでは生きていけない。
だから助けあって生きていく。
普段はきつい言葉だったり小馬鹿にされるようなことを言われていても、本当は相手のことを想っている。
何かがきっかけで想っていてくれていることがわかり、愛の深さを知っていく。

そうやって人はだんだんと成長していくのだろう。

そんなことを感じさせてくれるこころ暖まる物語です。

てるてるあした (幻冬舎文庫)

てるてるあした (幻冬舎文庫)