同じものなんて存在しない

一期一会という言葉がある。
その時の出会いは一度きり。だから誠心誠意を尽くしなさいという意味。

少し前まで初めて会う人についてのことをいっていると思っていた。
本当は家族や友達などよく顔を合わせている人のことを言っているのだろうと考えるようになった。

前回会った時と今回会った時、どんなに短くても時間が経過している。
時間が経過しているということは人は何かしらの経験をしている。
思考、感情のような目に見えない精神的なことは色々なことに影響を受けている。
大きくは変わっていなくても枝葉の部分には必ず少しは変化がある。
精神的なことではなく、肉体も変化している。
日々細胞は生まれ変わっている。
組織によって違うが短いもので数日、長いもので数年周期で全て変わるらしい。

そうすると全く同じ人というのは存在しない。
前回と比べるとほんの少しかもしれないけれど変わっている。
人は揺らいでいるんだな。
生物というのは揺らいでいるのかな。
そう思えると揺らいでいる状態というのはとても自然な状態なのかな。
軸をまっすぐピンっと作るよりも靭やかな軸を持ったり作ったりするほうが重要なんだろうな。

少し脱線したかな。
全てのものは時間が経つと変化し、同じものではなくなっている。
だから、今この状態の人との出会いはもう二度と来ないのだから、目の前にいる人に誠心誠意尽くす心を持ちなさい、一期一会はそういうことを伝えようとしているのかもしれない。

昔から残っているものをみていくと古代の人はすごいなといつも感心してしまう。
古代の人は自然を感じる力がとても強かったんだろうな。
現在人はそういう力が弱まっているのだろう。
そういう力を大事にして生きていきたいな。